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頭皮の領域と構造について詳しく説明します。

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頭皮の領域と構造について

「頭皮の環境を整え、血行を良くすることで発毛を促進させる。」育毛剤でよく聞くフレーズですよね。

しかし、「じゃあ頭皮って何?」「その効果がどう影響あるのか説明できる?」なんて聞かれるとちょっと戸惑ってしまいます。それに髪を生やすうえで、その土台である頭皮の正しい知識を知ることは安全な育毛剤を知るうえで大切な情報です。

頭皮はどこまでが頭皮というのか?

頭皮の領域はどこまでか
普段私たちが「頭皮」と呼んでいる場所は解剖学的に、前は顔、後ろは首、側面は耳の上までの領域を頭皮といいます。なのでもみあげは耳より下の箇所は頭皮とは言いません。

ではAGAなどでおでこが広がった人はそれだけ頭皮領域も後退しているということでしょうか?この答えは「おでこがどこからどこまでの領域なのか」によりますね。

もし近くに鏡がありましたら眉間にシワができるくらいにらみつけてください。額にもシワができていると思いますが、その額にできたシワの一番上までがあなたの額領域であり、それより上が頭皮になります。

頭皮の構造は5つの層に分かれている

次に頭皮の中について調べてみましょう。

頭皮は表面から頭蓋骨までの間に5つの層があり、それぞれ「皮膚」「結合組織」「腱膜」「疎性輪紋状結合組織」「頭蓋骨膜」といいます。この5つを英文にして頭文字を取ると「Scalp(頭皮)」という意味になりますね。

皮膚

感触や温度を感知したり、身体の中を守る役目を果たしています。これは体中の皮膚も同じですね。髪の毛もここから誕生します。皮膚はさらに「表皮」「真皮」「皮下」に分けられますが、詳しくは後ほど説明しますね。

結合組織

結合組織はその名の通り、次の腱膜と皮膚を繋ぎとめるテープのような役目をしています。

腱膜

帽状腱膜

正式名は「帽状腱膜」(ぼうじょうけんまく)といいますね。ここは名前の通り、健(けん)が帽子のように張り巡らされている丈夫な部分となっています。

ただ、頭皮の全てにこの領域があるわけではありません。帽子をちょうど額に合わせた時に帽子の中に入っている部分が帽状腱膜の領域ですね。それ以外の部分は腱膜の代わりに筋肉が存在します。

なお、AGAでハゲる箇所もこの帽状腱膜の領域のみとなっていますが因果関係は不明です。

疎性輪紋状結合組織

この部位は頭蓋骨とそれより上の部位を隔てている層ですね。比較的柔らかく、頭蓋骨を守る為のクッションや頭皮の位置を適切な場所に維持する役目があります。試しに頭皮を少し動かしてみてください。手を離すとすぐに元の位置にもどりますが、これは疎性輪紋状結合組織がしっかり働いているためです。

この箇所は頭皮の中で最も大切な場所です。というのも、頭の中で重要な血管が存在するので、この部位まで傷が達していると血が大量にあふれ出てきます。また、その傷から細菌が入り込むと、あっという間に頭皮中に感染が広がります。なので医者からは「危険地帯」として恐れられていますね。

頭蓋骨膜

別名「硬膜」といい、頭蓋骨に必要な栄養素を送っています。

皮膚の構造と髪に対する役割

頭皮の5つの層のなかで、髪にとって一番大切な層は「皮膚」です。この層から髪が生えてくる為「いかに皮膚の状態を良くするかが髪が生えるかの差」になってきます。その皮膚は先ほども述べた通り3つの層からできているのですが、今からそれについて髪の毛と合わせて解説していきましょう。

表皮

表皮(ひょうひ)とは、皮膚の中で一番外側、つまり私たちが普段見ているもののことですね。

この表皮はさらに5つの層が存在します。

  • 皮膚の状態を適切にする皮脂膜(ひしまく)
  • 直接的な刺激から守る角質層(かくしつそう)(0.02mm)(ここまでが普段でも視認可能)
  • 紫外線から肌を守る顆粒層(かりゅうそう)
  • 皮膚に栄養を与えたり、老廃物の処理をする有棘層(ゆうきょくそう)
  • 新しい細胞を作り、上へ上へと押し上げる(ターンオーバー)基底層(きていそう)

「頭皮環境を守る」というフレーズをよく聞きますが、その頭皮環境こそが表皮なのです。

また、「内部まで浸透」というフレーズもよく聞きますがこのときの内部とは「角質層」までです。これは角質層が外部からの直接的な刺激から肌内部を保護しているためです。そう簡単に成分が浸透して来たら体なんて守れませんからね。

「化粧品等の適正広告ガイドライン2012年版」にはこう書かれています。

化粧品において、細胞分裂が殆ど行われていない表皮の角質層や毛髪部分へ化粧品成分が浸透する表現を行う場合は、浸透する部位が「角質層」や「毛髪」の範囲内であることを併記すること。浸透して損傷部分が回復(治療的)する等の化粧品の効能効果の範囲を逸脱する表現は行わない。

なお、医薬部外品の作用部位の表現を行なう場合は、事実に基づき、承認を受けた範囲を逸脱しないこと。

引用:品等の適正広告ガイドライン2012年版 28ページ

ようは、『ほとんどの育毛剤は成分なんて全く浸透しない。角質層を通すことがあったらアウト。ただし国が認めた場合のみ表現していい。』ということです。もし角質層を突き破って浸透させたいなら、成分の大きさを50nm(ナノミクロン。1mm=1万nm)以下にする必要があります。

なので育毛剤は毛穴から有効成分を流し込むという手法を取っていますね。

真皮

真皮(しんぴ)とは、皮膚の95%を占める最も厚い部位ですね。真皮の一番上(表皮の一番下)には毛細血管が張り巡らされています。この毛細血管ですが、実は若く健康な状態なら500倍顕微鏡で頭皮を見たら見えます(赤い点々)。

食生活や加齢によって毛細血管は縮小。50代になると全く見えなくなります。「頭皮の血行を改善」というフレーズはこの真皮の上にある毛細血管の改善のことです。

この真皮ですが、美容でよく聞くコラーゲンやヒアルロン酸、エステチン、繊維芽細胞で主に構成していますね。「美容関連なら髪と関係がないね」と思う方もいるかもしれません。ですが真皮は皮膚の95%を占める場所であり、毛根も真皮の最下層に存在します。

もし、この土台の状態が不十分だと肌の代謝や保湿効果がなくなり、頭皮がパサパサのカサカサで硬くなってしまします。結果、髪にハリやコシがなくなってしまい抜けやすくなってしまうのです。

血行の改善をアピールしている育毛剤は多いですが、この土台の改善を促すものは本当に少ないですよね。
なお、髪やそれに付随する機能(汗や皮脂腺)はすべてこの真皮に存在します。

皮下

皮下(皮下)とは、皮膚の一番下の層です。ここには真皮よりも太い毛細血管が存在しており、これが毛根に栄養を送っています。

「じゃあ真皮にある毛細血管は何?」ということになりますが、こちらは元々肌に栄養を与える為のものです。

ですが、真皮と皮下の毛細血管はつながっており、どちらか一方だけが細くなるという人はあまりないです。なので、真皮の欠陥を太くすることは結果的に皮下の毛細血管を強化、毛根に栄養が行きわたるようになるということなのですよ。

余談ですが、この皮下という部分には「皮下脂肪」という名前の脂肪が付きますね。

販売ページで頭皮の説明を見れば粗悪品は判別できる

このページの中で最も大切な部分は表皮の項目ですね。

表皮は外部からの刺激を守る役目があるのですが、角質層は薄くてもガードは非常に硬く、育毛剤の液程度では全く浸透しません。それなのに多くの育毛剤は「肌の奥まで浸透」という表現を使用。角質層の大きさも現実離れしたものになっているケースもありました。

本当に効果のある育毛剤は正しい知識を持って設計されています。利用者に対しても事実誤認をさせぬように真実だけを伝えて余計な誇張はしないものです。

最低限、「角質層は薄くてガードが堅い」ということを覚えておけば、全く効果のない育毛剤を購入してしまう恐れはグッと減るでしょう。

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