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キャピキシルとはどのようなものなのかを論文を参考にしてまとめてみました

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キャピキシルとは

最近の育毛剤業界では「キャピキシル配合」とアピールしているものが増えてきてます。その基本的な情報について論文やリアップとの比較をしつつ解説してみました。

キャピキシルはカナダ発祥の化粧品成分

キャピキシル(Capixyl)とは、カナダのLUCAS MEYER COSMETICS社(ルーカスマイヤー化粧品)が開発した化粧品成分ですね。アメリカでは少なくとも2007年にはこれが配合された育毛剤が登場しております。

最初はまつ毛用の発毛促進成分として販売されており、それを育毛剤へ応用されたという、ちょっと変わった経歴があります。

先ほど「化粧品成分」と書きましたが、なぜ育毛ではないのか?

これはキャピキシルの原料の1つ「アカツメクサ(レッドクローバー)」が日本では化粧品成分として指定されているからですね。今の所医療成分と認められていませんので、様々な製品で使用することができます。

どうやって作られているの?

キャピキシルはその成分が元々存在しているわけではありません。アカツメクサとアセチルテトラペプチド3を一定の比率で混ぜた物をキャピキシルと呼んでいるだけなのですよ。残念ながらどういった比率なのかは明かされていません。

アカツメクサ(ビオカニンA)

アカツメクサはキャピキシルを構成するメイン素材のひとつ。ヨーロッパでは女性の更年期障害を抑える為にハーブとして服用されてきました。なお、現代では「更年期障害を抑える効果はないと証明」されているので注意。

なぜそんな成分がキャピキシルに使用されているのか?その理由はアカツメクサに入っている成分「ビエカニンA」にありました

ビオカニンA(Biochanin A)とはイソフラボンの一種であり、アカツメクサ・大豆・もやしなどに多く含まれています。

カナダでは「ビオカニンAはAGA(男性型脱毛症)を引き起こす原因であるDHT(悪性男性ホルモン)を生み出す5αリダクターゼを抑制する」と考えられています。

例えるなら「犯罪者が犯罪を犯さない為に、犯罪者を作りだす原因を取り除くもの」と言えば伝わるでしょうか。

その成分が目的ならわざわざアカツメクサエキスをしようするのではなく、直接ビオカニンAを配合すればいいですよね。

東京化成工業株式会社によると、ビオカニンAの価格は200mgで5400円と結構なお値段。アカツメクサを使用するほうがきっと安かったのでしょう。

残念ながら、ビオカニンAが5αリダクターゼを抑制するという論文は非常に少なく、アメリカの毛髪ジャーナルでは「ビオカニンAのAGAに対する効果は証拠が不足している」と結論付けています。

Figure 1 summarizes salient points regarding these relatively newer pathophysiological mechanisms implicated in AGA.

引用:Journal of Cosmetology & Trichology

日本の論文に関してはまったくの0。正直本当に効果があるのか疑わしいんですよね。アカツメクサは日本にも自生しています。本当に効果があるなら日本の育毛剤で既に使用されていてもおかしくなかったはず。

いずれにしても、「AGAに対して効果があるかも知れない」程度の認識でいいですよ。

セチルテトラペプチド-3

セチルテトラペプチド-3もキャピキシルを構成する成分のうちのひとつ。医学的には細胞外基質タンパク質に対しての刺激因子と言われていますね。

わかりやすく言うと、コラーゲンやヒアルロン酸を始めとした肌に対して何かしら命令を与える物質のことです。セチルテトラペプチド-3が出す命令は「傷口の修復(創傷治癒)」。ようは傷口の修復ですね。

この成分を頭皮に使用することで、日々の生活で受けたダメージが再生して頭皮環境がよくなると考えられています。

キャピキシルはどうやってハゲに作用するの?

アカツメクサとセチルテトラペプチド-3を混ぜてできたキャピキシルがどのようにハゲに対して効果があるのか?

  1. ビオカニンAが5αリダクターゼを抑制するので、AGAによる脱毛を抑制する
  2. セチルテトラペプチド-3が頭皮環境を整える
  3. これを続けることでいつの間にかAGAが改善して髪が復活する

こんな理論で作られている成分なのですが、ビオカニンAは未だ本当に効果があるのか不明な成分。それならミノキシジルを使ったほうが確実ですよね?

この考えは多くのキャピキシルを配合している育毛剤でも浸透しています。キャピキシルの先駆けであるポリピュアですが、キャピキシルを5%使用しているにも関わらず、ミノキシジル誘導体(ピディオキシジル)も2%配合。こうすることでキャピキシルのAGA対応能力を底上げしているのです。

キャピキシルだけではちょっと発毛は期待できないですね。

キャピキシルとミノキシジルとの比較

キャピキシルとミノキシジルは働きが似ているというイメージがありますが、実際にはどの程度似てて、どの部分が違うのでしょうか?

キャピキシルとミノキシジルの比較
成分名 キャピキシル ミノキシジル
対象者 AGA AGA
効果 AGAの原因を発生させない。
頭皮環境を整える
AGAの原因を発生させない。
学会の考え(医学的根拠)  根拠が乏しい  AGAに対して極めて効果的だと証明済み
 配合育毛剤の値段  1万円以上  最高で7500円(リアップX5)
 日本での扱い 化粧品成分 国が認めた医療成分

両者とも対象となる症状はAGAのようですね。なので効果も「AGAの原因を発生させない」ということを一番としています。

キャピキシルはAGA原因を発生させないだけでなく、頭皮環境を改善する効果も付加価値として追加しているため、キャピキシルのほうが優秀のようです。

ですがその効果を誰が認めているのか、ということになるとちょっと心配になってきますね。現状だと販売会社のデータぐらいしか存在しません。ようはキャピキシルは第三者目線で検証されたデータが存在しないということ。

その点、ミノキシジルは世界中の国でその効果を認めています。学会においても「AGAにはミノキシジルとフィナステリドが最も効果がある」とアナウンスをしているほど。この根拠や信頼度は安心できますね。

また、配合製品の価格にも差が存在します。日本で販売されているミノキシジル配合育毛剤といえばリアップ。その中でも最も会合量が多く価格が高いのか「リアップX5プラス」であり、価格は7000円ほど。

いっぽう、キャピキシルが配合されている育毛剤は「モンゴ流Deeper3D」や「フィンジア」といった育毛剤であり、価格も1万円を余裕でオーバーという超高額

化粧品として分類されているにもかかわらず、客観的なデータが存在しないキャピキシルと、AGAに効果があると国が認めた医療成分であるミノキシジル。どちらがいいのかというのは皆さんの判断に任せますが、私はミノキシジル配合のリアップを使いますね。

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